この記事では、新生児から1歳頃までの赤ちゃんが室温20度で安心して眠れる服装を月齢別にご紹介します。
赤ちゃんが快適に眠るためには、室温や服装の調整がとても重要です。
特に室温20度は少し肌寒く感じることもあり、月齢に応じた適切な服装が求められます。
また、快適な睡眠をサポートする寝具やベビーウェアの選び方、注意すべきサインやポイントもわかりやすく解説します。
あかちゃんのお世話で悩んでいるあなたのお役に立てれば幸いです。
室温20度で赤ちゃんが寝るときの服装を月齢別に紹介!
室温20度は赤ちゃんにとってやや肌寒く感じることがあります。
特に就寝時は体温が下がるため、月齢に合わせた適切な服装で快適な睡眠環境を整えることが大切です。
ここでは、月齢ごとにおすすめの服装を詳しくご紹介します。
新生児~生後3ヶ月頃まで
新生児から生後3ヶ月頃までは、体温調節機能が未発達で、室温の影響を大きく受けます。
室温20度の場合、短肌着と長肌着、もしくはコンビ肌着に厚手のカバーオールを重ねるスタイルがおすすめです。
寒さを感じやすいため、保温性のある素材を選び、さらにスリーパーを追加して寝冷えを防ぎましょう。
特に夜間は布団がずれたりすることもあるので、スリーパーでお腹をしっかりカバーするのが安心です。
肌に直接触れる肌着は吸湿性の高い綿素材を選び、通気性も考慮して蒸れを防ぎましょう。
生後4ヶ月頃~6ヶ月頃まで
この時期になると少しずつ寝返りを始め、体を活発に動かすようになります。
体温調節も発達してきますが、室温20度では肌寒さを感じることもあるため、長袖のボディ肌着に厚手のロンパースやカバーオールを合わせるのが理想的です。
加えて、寝冷え防止としてガーゼやフリース素材のスリーパーを活用しましょう。
寝返りにより布団を蹴ってしまうこともあるため、服装での温度調整が重要です。
季節や湿度にもよりますが、通気性のある素材を選び、汗による冷えを防ぐことが大切です。
生後7ヶ月頃~1歳頃まで
生後7ヶ月以降はハイハイやつかまり立ちが始まり、夜間も寝返りを繰り返すなど、活動量が増えます。
室温20度の環境では、長袖の肌着にキルト素材のパジャマを組み合わせるとちょうどよい保温性が得られます。
また、布団をはだけてしまいやすい時期なので、スリーパーを重ね着することで、お腹や背中の冷えを防ぐことができます。
体温が高く汗をかきやすいので、肌に触れる部分には吸湿性と通気性に優れた綿素材を選ぶと快適です。
寝具よりも服装で温度調整を意識しましょう。
赤ちゃんに着せるベビーウェアの種類

赤ちゃんが快適に眠るためには、月齢や季節に合わせたベビーウェアを選ぶことが大切です。
室温20度で赤ちゃんが寝るときには基本、肌着+カバーウェア+必要に応じてスリーパーの組み合わせです。
短肌着や長肌着は肌に直接触れるため、吸湿性と通気性に優れた綿素材が最適。
コンビ肌着は足元までしっかり包み込み、寝返りしてもはだけにくい構造です。
ロンパースやカバーオールは上下が一体型で動きやすく、腹部の冷えを防ぎます。
夜間はスリーパーを追加すると布団がはだけても安心です。
成長に合わせて選びましょう。
赤ちゃんが寝るときに快適ではないサイン
赤ちゃんは言葉では伝えられないため、快適でない時は行動や全身の状態でサインを出します。
これから解説する「快適ではないサイン」を見つけた場合、服装を調節してあげましょう。
赤ちゃんが寝るときに暑いと判断できるサイン
赤ちゃんが寝ているとき、首や背中が汗ばんでいたり、顔が赤くなっていたら暑がっているサインです。
さらに、頻繁に起きる、ぐずる、機嫌が悪いといった行動も、暑さによる不快感が原因の可能性があります。
赤ちゃんは大人よりも代謝が高く、着せすぎるとすぐに体温が上昇してしまいます。
特に冬場は「寒いかも」と思って厚着させがちですが、必要以上に着せると寝苦しさやあせも、寝汗による冷えの原因にもなります。
暑いと感じたら、1枚減らすか、より通気性のよい素材に変更して調整しましょう。
赤ちゃんが寝るときに寒いと判断できるサイン
赤ちゃんが寒いと感じている場合、手足が冷たくなる、身体を丸めるような姿勢をとる、泣き止まないなどのサインが見られます。
ただし、手足が冷たくてもお腹や背中が温かければ問題ないこともあります。
見極めが難しい場合は、首元や背中を触って確認すると良いでしょう。
寒さが原因で眠りが浅くなったり、夜中に何度も起きてしまうこともあるため注意が必要です。
このようなサインが見られたら、スリーパーを追加したり、肌着の素材や厚みを見直して適切に対応しましょう。
寝具や室温の調整も有効ですよ。
赤ちゃんが寝るときの寝具で気を付ける2つのポイント
赤ちゃんが寝るときの寝具について気を付けるポイントは上記の2つです。
どちらもとても大事なポイントなので、しっかりと覚えておきましょう。
寝具のポイント①:重たい寝具を避ける
赤ちゃんはまだ筋力が弱く、重たい布団や毛布が体にかかると、呼吸の妨げになることがあるため注意が必要です。
安全のためにも、軽くて保温性の高い素材を選ぶことが大切です。
たとえばガーゼケットや薄手の中綿入り布団、軽量なスリーパーなどは、体に負担をかけず、適度な温かさを保ってくれます。
また、寝返りができるようになった赤ちゃんには、動きやすさも重要です。
重たい布団は窒息のリスクもあるため、赤ちゃん専用に設計された寝具を選び、重ねすぎず快適な環境を作ることを心がけましょう。
寝具のポイント②:敷布団で寒さ対策をする
室温20度であっても、床からの冷気によって赤ちゃんが冷えてしまうことがあります。
特にフローリングに布団を敷いて寝かせている場合、下からの冷え対策が重要です。
敷布団は断熱性の高いものを選び、冬用のパッドや毛布を下に敷くことで保温性を高めることができます。
ベビーベッドを使用している場合も、冷気が下から上がってくることを想定し、敷布団の下に保温シートを敷くなどの工夫をしましょう。
赤ちゃんの体温を逃がさず、快適な眠りを支えるためには敷布団選びも非常に大切です。
赤ちゃんが寝るときに寝具以外で気を付ける2つのポイント
赤ちゃんが寝るときに寝具以外で気を付けるポイントは、上記の2つです。
どちらも赤ちゃんが寒くないようにと、ついついやってしまいがちな事なので気を付けましょう。
寝具以外のポイント①:厚着や防寒はしすぎない
寒さ対策のつもりで重ね着させると、寝汗をかき、その後に冷えてしまって風邪をひく原因になることもあります。
適切な服装の目安は、大人より1枚多い程度。
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、厚着をしすぎるとすぐに体が温まりすぎてしまいます。
背中に汗取りパッドを入れて、必要に応じて取り替えると快適さが保てます。
特に冬場は「寒くないように」と思いがちですが、実際には汗による冷えの方がリスクとなります。
着せすぎには注意し、赤ちゃんの様子をこまめに確認して調整しましょう。
寝具以外のポイント②:部屋を暖めすぎない
部屋を暖めすぎると寝汗をかいて体が冷えてしまったり、空気が乾燥して喉を傷めてしまうことがあります。
室温・湿度・服装のバランスをとることが快適な睡眠環境の鍵です。
室温が20度に保たれていれば、基本的に赤ちゃんが快適に過ごせる環境と言えますが、過剰に暖房を使って室温を上げすぎるのは逆効果です。
理想的な湿度は50〜60%程度です。
加湿器を使うなどして、湿度管理にも気を配りましょう。
また、ヒーターの風が赤ちゃんに直接当たらないよう配置を調整し、安全面にも注意してください。
室温20度で赤ちゃんが寝るときの服装についてのまとめ
赤ちゃんは月齢ごとに体温調節能力が異なるため、服装選びは慎重に行いましょう。
室温20度で赤ちゃんが寝るときには「肌着+長袖のベビー服+必要に応じてスリーパー」が基本です。
また、赤ちゃんの様子をよく観察し、「暑すぎ・寒すぎ」のサインを見逃さないことが、快適な眠りにつなげるカギとなります。
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